安富歩氏の「生きる技法」読了。
以前「アウト・デラックス」へ出演された安富歩氏の「生きる技法」を読了。
知らない方はこちらをご覧ください。彼への興味がぐっとわくことうけあい。
http://www.oricon.co.jp/special/48158/
さて、「生きる技法」は
”真の自立はいざと言う時頼れる先をたくさん構築できること”
そして”それを達成し得るために必要な物”というテーマ。
マイルドヤンキーとかイケダハヤトさんの思想が真っ先に思い浮かびました。
※正確にはマイルドヤンキーとイケダハヤトさんではアプローチが全然違うので興味がある方は
チェックしてみてください。
まず、”ピンチな時に頼れる相手を作る”
・・・・いやいやいや、それができたら苦労しないですよ。
自分は社交的なフリはできるけど社交的な人間ではないので、
「いざと言う時頼れる相手」を「自力で作る」という発想がそもそもなかった。
しかも、恐ろしいことに「いざと言う時頼れる相手」は「血縁」にしか設定してこなかったので、
過剰に家族と結びついて大変面倒くさいことになっています。
家族が自分に求める役割が自分に合っていれば問題はない。でも、そんな人この世にいるんですかね!!?
・・・少なくとも、私はそうじゃない。
じゃあ、どうする。
30代でそれまでしがみついてきた綱を放して、どうする。
「それは可能だ」と、「生きる技法」からかなり力強いエールをもらいました。
内容も上から「そういうもんだから、とりあえず納得しなさい」ではなく
こうしたら失敗しやすい、こうすると大体しんどい、
だからこうしたほうがうまく行くといった論理的な内容。
シビアな展開なのにとてもわかりやすい言葉選びで大変読みやすかった。
どうせ人間、生老病死から逃れられないし一人で身を守っていくのに必要なお金さえ
今後潤沢に手に入れられる可能性は低いのです。
一人をやめる方法と可能性を見るため、大変お勧めな一冊です。